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身体意識(DS)とは

身体意識(DS)とは?

「身体意識」とは、高岡英夫が発見した身体と精神との境界領域に形成される潜在意識のことである。視覚、聴覚をベースに成立する「視聴覚的意識」に対し、体性感覚をベースに成立する「体性感覚的意識」の学術的な省略表現としての名称である。また身体意識の英語表現を「ディレクト・システム(略称:DS)」といい、そのシステムを構成する要素である身体意識のことを「ディレクター」と呼ぶ。また、ある人物のディレクト・システムを描き起こしたものを「DS図(正確には「人DS図」)」と呼ぶ。

代表的ディレクターのDS図

  • 代表的ディレクターのDS図
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DS図の線の色の意味
 しっかりした構造が形成されていることや、重量感があることを示す。
 冷涼鋭敏としてシャープなクォリティであることを示す。
 熱く、暖かなクオリティであることを示す。

代表的ディレクターの解説

トップ・センター
身体を天地方向に貫く最重要のディレクター。数種類あるセンターのなかでも最も重要な身体中央にある中央軸のことを示す。武道、スポーツ、舞踊各分野で「正中線」「中心線」「軸」「体軸」「センター」など様々な名称で呼ばれて来たものの統一した学術概念。体表面の力を抜き、中心部の筋肉を使用した効率の良い運動を可能にする他、快適な心境を生み出し、大所、高所に立った高い洞察力をもたらす。重心のコントロールとも深い関わりがある。
上丹田(じょうたんでん)
頭部に形成されるディレクターで、観察力やシャープな思考力などを司る中心となり、論理力や組織力、意志力や行動力などの支えとなる。獲得した知識や経験、知的能力を最高レベルに引き出すことができる。
中丹田(ちゅうたんでん)
胸部に形成される球状のディレクター。たぎるような闘志や勝利への熱い情熱、人を熱狂させる魅力などを生み出す。中丹田が形成されることで胸が温かく、情熱的になり、積極的に行動を起こせるようになる。
下丹田(げたんでん)
下腹部に形成されるディレクター。安定しどっしりと重みのある姿勢と動作を作る。精神的にも、相手から強力な攻撃を受けながら、それをものともしない冷静沈着な意識・思考を生み出す。古来「肚」(ハラ)と称され、重要視されてきた。
ベスト
肩甲部内側の曲線状のディレクター。肩甲・鎖骨部内を中心とする背・胸の流動的な運動を可能にする。普通、腕の運動は肩関節を中心に行われるが、ベストができると、あたかもこのラインが巨大な関節のようになり、上半身の運動性が飛躍的に高まる。
心田流(しんでんりゅう)
脇に地下の温性・熱性の気を導入し、中丹田やパームに供給するディレクター。脇を深く大きく運用し、上半身からの浮身と、飛翔感のある動きを生みだす。
パーム
人を励まし、心をやさしくする作用があり、手のひらを中心に発達するディレクター。『中丹田』のエネルギーが集まってくる。手の繊細かつ柔軟なコントロールを可能にする。温性であることが多い。
リバース
人と人、あるいは人と物とを結ぶ放物線状のディレクターで、対象と自分との関係を強化する働きがある。人と話すのが楽しくなり、親和的な関係を築けるようになる。武道や格闘技のエキスパートの場合、相手の攻撃を察知し体が無意識に反応することがあるが、それは潜在的にリバースができている状態。また、観客にリバースが掛かると、人々の期待や熱狂を自分の中に取り込み、さらに自分を燃え上がらせるといったことが可能になる。
レーザー
仙骨の中心から身体を突き抜け、まっすぐ前に伸びている一直線状のディレクター。ブレのない一直線の軌道を作り、身体の方向付けと移動運動を強化する。目標へ向かって無駄のない行動が可能となる。
裏転子
強力な前方力を作り出すディレクター。裏転子が効き大腿裏面のハムストリングスが活性化されると、強力な前進運動や前方への圧力 (前方力)が可能となる。大腿前面の大腿四頭筋に頼った鈍重な動きとは好対照。

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